【はまリハ事例】 訪問看護師 『少しでも動けるようになって農業を手伝いたい』

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【利用者様情報】

80代・女性・要介護5
【家族構成】 夫、娘と同居
【介入年数】 2年
【サービスの利用回数】
 リハビリ週2回
 看護3か月訪問

【診断名・既往歴】 

2度の脳梗塞後遺症、左麻痺。
ベッド上の生活を強いられており情けないと口癖のようにつらい気持ちを訴えられていました。
娘様3人が交代で介護しており在宅生活は十分サポートを得られております。
ご本人様背景として元々農業をされていたこともあり生きがいだった
「農業の仕事が出来ない事が悔しい少しでも動けるようになって農業を手伝いたい」と
上記目標を設定し看護師・リハビリ依頼となりました。

【利用者様のニーズ・目標】

農業の仕事が出来ないことが悔しい、少しでも動けるようになって農業を手伝いたい

【目標に向けてどのような介入を行ったか(看護・リハビリメニュー等)】

二度目の脳梗塞治療後、退院。以降看護・リハビリ介入を開始しています。
看護の時間では退院後の不安定な時期の体調管理を訪問診療のドクターと連携をとりながら薬剤調整、食事管理を進めました。
また体調が安定してきてからは安全にリハビリを行えるよう体調管理に努めました。
看護リハビリサービス開始後3か月ほどで、車いす移乗、立位訓練まで取り入れられるまでADLの再獲得を行うことが出来ました。

【多職種との連携・役割分担】

3ヵ月以降看護介入時間でもリハビリスタッフの指導のもと機能訓練を取り入れ、家族以外が機能訓練をできる機会を生活の中に組み込みました。
サービス開始半年でデイサービスでヘルパーさん介助のもとトイレで排泄を行うことが出来るようになりました。
看護師の訪問では「昨日のデイサービスでまたたくさん排泄あってお腹がぺちゃんこ。
トイレでするのはすっきりしていいねぇ。」とご報告があることが増えました。

【まとめ】

ご本人の希望は自宅トイレでの排泄の為まだまだ道のりはありますが、以前のような「悔しい。」と話される機会は減ったように感じています。
引き続き当事業所スタッフ、またご本人に関わる他事業所様とも連携を取りながらご本人の思い描く生活に近づけるよう支援していきます。
今は風船バレーをご本人と目標を決めて行っています。
自分自身も体を鍛えられる良い機会となっています。

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