目次
【利用者様情報】
52歳・女性
【家族構成】お父様と2人暮らし
【リハビリ年数】1年
【サービスの利用回数】
月1会 40分
【診断名・既往歴】
統合失調症
統合失調症により精神科に入退院を繰り返している。
【利用者様のニーズ・目標】
【利用者様のニーズ】 落ち着いて生活がしたい。
【看護目標】 辛いときに誰かに相談できるような環境を作り、安定した生活を続ける。
【目標に向けてどのような介入を行ったか(看護・リハビリメニュー等)】
初回看護介入は退院後1週間経過したところで、お父様と二人暮らしでした。退院後1か月を過ぎたころから強迫観念が強くなり、とにかく何でも早くしないと落ち着かなくなるようになり、「お父さんにせかされている。」など被害妄想的な発言が度々聞かれ、毎日頓服のリスパダールを内服する状態になり、ご自身で精神科を受診し再び入院となりました。
約3か月後、状態も落ち着いてきたため退院調整をしていると精神科から連絡が入り退院にあたりMSWと相談し、お父様のいるご自宅から離れることを提案。精神疾患対象のグループホームへ入所する運びとなりました。
【多職種との連携・役割分担】
精神科のMSWと必要時連絡を取りました。内服の内容や治療方法をサマリーなどでやり取りしていました。
ご家族(お父様)にご自宅での状態を詳しく聞きました。
【まとめ】
現在はグループホームで穏やかに暮らしています。状態が安定しているため、週1回の訪問看護は月1回となりました。
表情も明るくなり一人で外出が出来るようになり、週に1度ジムに通っていらっしゃいます。もともとご家族との関係性が良くなく、特にお父様に対して否定的な発言が聞かれていたため、距離を置くことで精神的にも落ち着き、穏やかに過ごすことが出来るようになりました。