【事例集】訪問看護師『101歳!なるべく自分で!』

目次

【利用者様情報】

101歳・女性・要介護2


【家族構成】
息子様ご夫婦と3人暮らし

【利用年数】
6年

【サービスの利用回数】
看護月2回、リハビリ週2回

【診断名・既往歴】 

腰部脊柱管狭窄症
高血圧
脂質異常症
骨粗鬆症
右乳癌術後

【利用者様のニーズ・目標】

【利用者様のニーズ】 息子様の介護負担を増やさず、自宅で生活を続けたい。 
【看護目標】 不安や疑問を解決し、ご本人様が安心して在宅生活が続けられる。

【目標に向けてどのような介入を行ったか(看護・リハビリメニュー等)】

体調管理のほか、服薬状況の確認や指導を行っています。
これまでに内服薬を自己判断で中断されたり、昼食後薬を飲み忘れることがしばしばありました。
お薬カレンダーの導入や内服薬の整理(昼食後薬は必要なのか等)を、ご本人様および訪問診療クリニック様と相談させていただき、よりシンプルに管理がしやすいよう支援しました。
また、日中はトイレ往復や台所も行き来され、時間はかかっても更衣やベッドメイク、お部屋の整頓はご自身でされています。
手指のこわばりや腰痛等を抱えていますが、無理のない範囲で日常生活動作を続けられるよう、転倒リスクにも留意し住環境の確認もしています。

【多職種との連携・役割分担】

ご本人様より内服薬への疑問や不安の訴えが聴かれることが多く、月2回の訪問診療クリニック様へは適宜報告と相談を行っています。
主介護者の息子様も年齢を重ねておられ、介護状況も変化してきています。必要時、ケアマネージャー様とも情報共有を行っています。

【まとめ】

ご高齢ですが、驚くほどご自身の体調や内服薬、生活について主体的にお考えです。
可能な限り身の回りのことはご自身で行い、息子様の介護負担を少なくしたいとの希望を尊重できるよう、安全かつ安心して生活が送れるよう貢献できればと思います。

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