【はまリハ事例】 訪問看護師 『気分よく歩きたい!』
【利用者様情報】
89歳・男性・要支援2
【家族構成】
妻と2人暮らし
【訪問看護年数】
1年
【サービスの利用回数】
月2回
【診断名・既往歴】
緑内障、2型糖尿病
妻の介入で訪問しており、浮腫の相談を受けたことから介入開始となった。散歩する事が好きだったが視野狭窄に伴い外出機会が減り、自宅でのPC作業をすることが多くなった。しかし入力作業も難航し時間を要するようになった。
【利用者様のニーズ・目標】
【利用者様のニーズ】視力障害あり歩く時は恐怖心あるが、せめて足だけでも浮腫をとって楽に歩きたい
【看護目標】皮膚トラブルなく予防に努めながら浮腫軽減を図る
【目標に向けてどのような介入を行ったか(看護・リハビリメニュー等)】
足趾から膝下まで浮腫著明、圧痕が残り、足が重いと訴えがありました。両下肢周囲計測し経過とともに変化が分かるようにしました。両上下肢運動を行い、日常生活でもできる簡単な運動を取り入れました。
スキンケアの大切さを自身で行えるドレナージュ等セルフケア指導を行っていきました。
1ヶ月後に評価した結果、両下肢の浮腫の軽減はみられましたが足背は変化があまり見られなかったので、ご本人はどうにかしたいと強く希望され、弾性ストッキングを提案しました。ストッキング選びはご本人の握力や毎日やれるかどうかを考慮し弱圧の1つ下の製品を選択し装脱着を何回も行い手技獲得しました。2週間後計測し、視診でも明らかに浮腫が軽減していました。この効果により、弾性ストッキングの継続意欲も向上していきました。デイサービスでの入浴時にも施設スタッフから浮腫の軽減を指摘され喜びを実感していました。
【多職種との連携・役割分担】
外出する機会を作ってもらう為、ご家族、ケアマネージャー様に相談しデイサービス利用を提案してもらいました。
【まとめ】
今回の事例を参考にもしつつ、違うご利用者様へもスキンケアの大切さや自身で行えるドレナージュ等セルフケア指導を行い、ご利用者様の希望や生活の質を上げる事に貢献出来たらと思います。
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